株式投資にかかる税金と納税の義務

ご存知の通り、日本には数多くの税金があります。
身近なところでは商品を購入する際に発生する消費税。あるいは収入に対して発生する所得税や車にかかる重量税、不動産にかかる固定資産税など、名前を聞くだけで嫌気がさす方も多いでしょう。

私も出来れば税金など払いたくないと考えてしまいますが、国の決まりである以上はやむを得ません。

株式投資にも発生する税金があり、多かれ少なかれ納税する義務があります。
こうした株式投資にかかる税金も「知らなかった」では済まされません。たとえ専業ではなく個人の副業投資であっても一定の条件を満たせば納税の義務が発生します。

今回はその辺りの株式投資に関わる税金についてまとめていきます。

税金の発生は株で儲かった時

まず結論から申し上げますと、株式投資で税金が発生するのは利益が出たとき、つまり儲かった時です。

例えばコンビニでおにぎりを買うと消費税がかかりますが、株は買っただけでは税金は発生しません。
買った株を売り、更にその売却で利益が出たとき配当金を受けたときです。

では、実際に株式投資で儲かっている人の全員が全員、自分で税金の計算や支払いをしているのかと言えば、そんなことはありません。
自分で計算して納税することはもちろん可能ですが、手間も掛かるし面倒です。それが原因で納税しない人が増えるのも問題ですので、証券会社が予め税金の計算や納税をしてくれる仕組みを設けています。

具体的には証券口座を開設する際の口座の種類にあります。

証券会社の口座の種類

株式投資をする際には必ず証券会社で専用口座を開設する必要があります。

その際に口座の種類を選ぶことが出来ます。(証券会社によって注文時に選択することも可能です。)

大きく分けると一般口座、特定口座(源泉徴収あり)、特定口座(源泉徴収なし)の3種類です。

それぞれ簡単に整理していきます。

一般口座とは

証券口座の一般口座とは、全ての作業を自分で行なう口座と考えて頂ければ結構です。

株式投資をすると、必ず年間取引報告書を作成しなければなりません。
たとえ副業だったり個人の人でも株式投資は立派な経済活動ですので、ある意味でビジネスとも言えます。

その年にどのくらいの取引をして、どのくらい利益(あるいは損失)があるのかきちんと計算する必要があります。これは自分自身の状況を把握するためなのはもちろんですが、ルールとしてもそうなっています。

この年間取引報告書の作成から、確定申告の手続きなどすべての作業を自分で行なう必要があるのが一般口座です。

これは余程ほかのビジネスや資産の都合、あるいはどうしても自分でやりたい、という人以外は選択しない証券口座です。

特定口座とは

特定口座とは、先ほど書いた年間取引報告書を証券会社が代わりに作成してくれる口座です。

また、括弧で書いた「源泉徴収のあり・なし」も重要な要素です。
源泉徴収とは要するに税金の支払い、納税を意味します。

つまり特定口座(源泉徴収あり)を選択すると、証券会社が納税を含めたすべての作業を代行してくれます。ですので、特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば自分自身でやることは何もありません。
思う存分、株式投資に専念できるとも言えます。

一方で特定口座(源泉徴収なし)を選択した場合、1年間で株式投資による利益が20万円以上になった場合に確定申告する必要があります。これは会社に勤めていようがいまいが関係ありませんので、株式投資でそれなりに利益が出たら対応が必要です。
一見、手間がかかってデメリットのように感じるかもしれませんが、そうとも限りません。

もともと個人事業主として別の事業をしており、その一環で自分で確定申告をする人にとってはメリットがあります。詳しくは割愛しますが、例えば株式投資で儲かっていても別の事業で赤字なら、その分を相殺して税金を減らせるのです。

節税は闇雲に行なうのは良くないですが、使えるものは使うという範囲でやる分には全く問題ありません。

つまり、株式投資以外にも収入があってどのみち確定申告をするという人や、自分で確定申告をしたいという人は特定口座(源泉徴収なし)を選択します。

何もしたくない人は特定口座(源泉徴収あり)

このように株式投資で発生する税金は利益が出たときだけですが、特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば実質なにもする必要はありません。

特に個人の副業で株式投資をしている方や、とにかく税金のことを考えるのがいや、面倒という人は迷わず特定口座(源泉徴収あり)一択で良いでしょう。

これさえ忘れなければ納税漏れや申告漏れを防ぐことができ、なおかつ株式投資に集中することが出来ます。

最低限、やるべきことはやっておき、あとはどれだけ株式投資に集中しても自由です。

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