絶対にやってはいけない不正取引

株式投資は証券口座を開設できれば誰でも簡単に出来ます。
特に近年はネット証券の台頭によって口座開設するための書類のやり取りなども減ってきてオンラインで手続きが進められるようになっています。

スマホの普及でアプリがあれば簡単に株価の確認や注文が出来るようになりました。

一昔前は株式投資、株式取引をするにも環境面で様々なハードルがありましたので、だいぶハードルは下がったと言えます。

その分だけ株式市場に参加する投資家も増えてきています。多くの投資家が自分の利益のため、株で稼ぎたいという思惑を持って株式市場に参加して株式取引をします。

こうした株式市場にも当然ですがルールがあります。もしルール違反、不正な取引をしてしまった場合には厳罰に処されてしまいます。
普通に株式投資をしている分には不正な取引なんてするわけないと思っている方も多いと思いますが、意外と身近な可能性もあります。

今回は絶対にやってはいけない株式の不正取引をまとめていきます。

インサイダー取引

株式の不正取引で最もポピュラーなのがインサイダー取引では無いでしょうか。
株に興味が無い人や株式投資初心者の方でも名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

インサイダー取引とは、まだ世の中に発表されていない会社にとって重要な内部情報を使って儲けようとする取引です。
上場している企業の社員は業務上、株価に関連するような重要な情報を得る機会がある場合もあります。
例えば「3日後に○○社との提携が決まっており、それが発表されれば株価はほぼ上がる」といった情報を知っていたとします。こうした情報は絶対に漏洩させてはいけないわけですが、もし悪意を持って第三者に伝え、株価が上がる前に株を買い、発表して株価が高騰したら売るということをすれば儲かります。第三者が得た利益の一部を受け取るなどして自分も儲かることがあれば、これはインサイダー取引となります。

いくら上場企業の社員とはいえ、株価に直結するような情報を持っている人は限られているかもしれません。
しかし、どんな情報や要素が株価に反映されるかは全く分かりません。

悪意を持ってインサイダー取引をしようとする人は論外として、普通に株式投資をしている人には関係ないようにも思われるでしょう。

しかし、気を付けるべきなのは「知らずにインサイダー取引に加担していた」というケースです。
例えば知人から儲け話があると持ちかけられ、「○○社の株を買ってくれ」と言われたとします。その後、重要な発表などがあって株価が上がって売ったとしましょう。こうして得た利益はインサイダー取引となり、もし摘発されたらご自身も罰せられることになります。

人から聞くような儲け話なんてものは基本的に怪しいので、いくら信頼している人だったとしても投資話やお金が絡む話は慎重になるのがお勧めです。

株価操縦

インサイダー取引は分かりやすいルール違反ですが、株価操縦も不正取引となります。
株価操縦は具体的に3つに分かれます。

仮装売買

仮装売買とは同一人物が同じ時期に同じ価格で取引するなどして、あたかも売買が活発に行われているように見せかける行為です。
要するに株の売買をする気が無いのに、いたずらに何度も取引をすることで株式市場、あるいは対象の企業を混乱させるような迷惑行為とも言えます。

こうした行為は特にネット証券であれば履歴が残って怪しい動きはすぐにバレますので注意しましょう。

闇雲に注文をしたり取り消ししたりを繰り返すと危険です。

馴れ合い売買

仮装売買は自分一人で行なう行為に対して、二人以上で予め打ち合わせなどをして闇雲に売買を繰り返すことを馴れ合い売買と言います。人数が増える分だけ実際の取引が行われているかのように見えますが、原則として株式投資は人とすり合わせをして取引するようなものではありません。

自分がやらないのはもちろんですが、もし友人や知人から話を持ち掛けられても絶対に加担しないようにしましょう。

見せ玉

見せ玉とは実際に取引する意志が無いのに大量の注文をしたり、その注文を取り消したりを繰り返す行為です。

例えば自分が売りたい株があった場合に、なかなか買いが入らず株価が動かない、取引が成立しないケースもあります。その際に見せかけの注文を大量に出して活発に動いているように見せかけ、株価の上昇を誘います。株価が上がったところで自分が売りたい株を売るといった行為があると、これは見せ玉となります。

簡単に手に入るおいしい話は無い

いずれの不正取引も普通に考えれば分かること。
それ以外にも、近年は特にSNSが普及しており様々な情報が飛び交っています。誰かが「この会社の株は絶対に上がる」といった情報があったとして、それを鵜吞みにしたりするのもNGです。

もし自分がそういった発信をした場合、それも不正取引を誘発する行為として罰せられます。

情報収集は大事ですし欠かせないことですが、その情報の信ぴょう性、あるいは最終的に判断するのは自分自身の頭でよく考える、ということを肝に銘じておけば不正取引とは無縁となります。

株式投資に限ったことではありませんが、簡単に手に入るおいしい話はありません

私は株式投資の実績はまだ浅いですが、経営やビジネスの経験はそれなりにあります。
中には「儲かる話」を持ちかけてくる人と何度も会ったことがありますが、1つとして話通りにうまくいくことは無かったですし、断って良かったことはありますが、やっておけば良かったという話は1つもありませんでした。

特に株式投資のような投資話はお金がダイレクトに絡むので要注意です。

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