Chatwork(4448)のストップ安にみる成長株の難しさと展望

昨日、11月16日は先週金曜日に中間決算の発表を行なった企業の株価が注目されました。

その中でも私が注目しており、実際に現在も保有しているChatwork(4448)について今日は分析していきたいと思います。

まだ保有中の銘柄につき具体的な約定金額の公表は控えますが、この記事を書いている11月17日時点で私自身は過去最高となる含み損を抱えています。
言ってしまえば大失敗、多額の損失を抱えているわけですが損切りしていないので、まだどうなるか分かりません。

とはいえ失敗は失敗なのでしっかりと分析していきたいと思います。

Chatwork(4448)中間決算

11月13日に2020年12月期の第3四半期決算短信が発表されました。

損益計算書(P/L)をみると売上・営業利益・純利益はすべて前年同時期に比べて増加しています。
貸借対照表(B/S)をみても前年同時期と比べてほぼ横ばい、現金はわずかに増加しているなど数字を見る限り問題は見当たりません。

詳細を決算資料から抜粋すると、売上高は620百万円(前年同期比 +35.1%)、本業であるChatwork事業の売上高は556百万円(前年同期比 +35.8%)、売上総利益は438百万円(前年同期比 +54.0%)、営業利益は62百万円(前年同期比 +935.0%)といずれも好調。

更に本業のChatwork事業における課金ID数は44.6万IDと前年同期比+16.5%、ARPUは価格改定の影響により前年同期比+16.9%と大幅に増加。
つまりストック型の収益モデルであるChatwork事業においても特段の問題はなく、むしろ成長しています。

MEMO
ARPUとは1ユーザーあたりの平均的売り上げを示す指標でChatworkのような課金型サービスに用いられています。

一方、気になるポイントとして業績予想が挙げられます。
決算資料をみると「新型コロナウイルス感染症によるテレワーク需要が落ち着き、売上高は前回業績予想を若干下回る見通し」と記載されています。

ストップ安の要因

中間決算の発表が週末だったため、週明けの11月16日から取引がスタート。
前述の通り業績には何の問題も無く、むしろ良かったにもかかわらずChatwork(4448)の株価はストップ安の1,690円まで下落
更に本日17日も続落して終値は前日より246円安の1,444円で取引を終えました。

冒頭でも書いたように私はまだ保有していますので含み損はかなり大きくなっています。
それはそれで対応しなければいけませんが、まずもって冷静に分析する必要があると感じて記事を書くことにしました。

新型コロナウィルス収束の兆し

まず考えられるのは新型コロナウィルスが収束するのではないかという期待感です。
ワクチンの話題が出てきたことで、いわゆるコロナ関連で上昇してきた銘柄は売られ、逆にコロナ関連で下落してきた銘柄が買われてきた傾向にあります。

確かにChatwork(4448)の本業であるチャットツール「Chatwork」はコロナ関連の中でもテレワーク関連に該当します。
私自身はもともと仕事で使っていたので当たり前に思っていましたが、今回の新型コロナウィルスによってテレワークを強いられ、その一環で導入した企業も多いのではないでしょうか。

現状まだ安心できる段階ではありませんが、徐々にテレワークから従来の働き方に戻ってきたといった報道も目にしますので、Chatwork(4448)に限らず新興企業やコロナ関連銘柄への影響が考えられます。

事実、今日の東証マザーズ指数も44.86ポイント下落
日経平均株価が107円69銭高で26,000円台を超えたのとは対照的な株価で取引を終えました。

そういった意味で新興株が全体的に売られており、その煽りもあった可能性は考えられます。

Chatwork自体の成長材料出尽くし

もう1つ考えられる要因はChatwork自体の成長材料出尽くしです。

先ほどの決算資料に「新型コロナウイルス感染症によるテレワーク需要が落ち着き、売上高は前回業績予想を若干下回る見通し」と記載があると書いたように、Chatwork自体の成長材料が出尽くしたことで売りが進み、売りが売りを読んでストップ安へと下落した可能性は考えられます。

ただ、この点に関しては正直なところストップ安まで下落するほど成長材料が出尽くした印象は受けません。
確かに今後従来のような成長は見込めないかもしれませんが、今後もチャットツールの導入は普及していく期待感は持てます。

また企業の導入が進めばある程度まとまったストック収益が見込めますので、多少の人件費・広告費の増加は飲み込めるものと推測できます。

株価が割高だった

最後に考えられるストップ安の要因は株価が割高だったのでは、ということです。

Chatwork(4448)のPBRは30倍を超えており、一般的には超割高です。
新興株はPBRが高くなる傾向にあるので従来は問題なかったですが、これまで挙げてきた要因も相まって「期待感の終わり」を迎えたような印象は受けます。

つまり成長しないわけではないけど、これまで付けていた2,000円台の株価は割高だった、と捉えられた可能性は大いに考えられます。

Chatwork(4448)の見通し

本日17日はストップ安までいかず1,400円台で踏みとどまったことを考えると、ようやく値頃感が出てきて買い支えがあったように思います。

前述の通り業績には問題なく、ある程度の成長性と収益の安定性は強みです。
私が保有しているからという意味ではなく、もともと業績もよく時代を捉えたサービスであることから期待している企業だったので、これから徐々に株価は回復してくるのではないかと考えています。

私自身の戦略でいえば、残念ながら決算発表での上昇シナリオが崩壊して大きな含み損を抱えているので、いかに最小の損失で損切り出来るか、そこに集中したいと考えています。

また、今後はChatwork(4448)に限らず高騰傾向だった東証マザーズの各銘柄に対する厳しい売り(=下落)が始まるタイミングではないかとも考えています。

同様に、日経平均株価もやけに高騰しており警戒感も強まっていると感じます。

そういった意味でしばらくは少し慎重になり、有望な企業が割安になったタイミングを見計らってエントリーしていきたいと考えています。

とにもかくにも、まずはChatwork(4448)の決着を付けるのが先決ですが(苦笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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